FIREは貯蓄率で決まる!計算式と最速で経済的自由をつかむ方法

「FIREを目指したいけど、いくら貯めればいいのか分からない」
「収入が少ない自分でもFIREってできるの?」

こう感じている人は多いのではないでしょうか。実は、FIRE達成のスピードを決めるのは収入の多さではなく「貯蓄率」です。
この記事では、

  • FIREとは何か?
  • 貯蓄率とは何か?
  • FIREと貯蓄率の関係

をわかりやすく解説します。

これを読めば、あなたがあと何年でFIREできるのか、そしてどのようにすれば最短で自由を手に入れられるかが具体的に見えてきます。


目次

FIREとは何か? ― 経済的自由のゴールを知る

FIREとは「Financial Independence, Retire Early」の略で、
経済的自立を達成し、早期退職することを指します。

つまり「働かなくても生活できる状態」をつくることが目的です。
FIRE達成のためには、生活費を投資収益でまかなえる水準の資産を築く必要があります。

一般的に、FIREの目安としてよく使われるのが「4%ルール」です。
これは、年間支出の25倍の資産を持っていれば、理論的には投資のリターン(年4%)で生活費を賄えるという考え方です。

たとえば、年間支出が240万円(毎月20万円)の場合、
FIRE達成に必要な資産額は以下の通り。

240万円 × 25 = 6,000万円

つまり、6,000万円の資産を運用しながら4%のリターンを得ることで、生活費を投資益でまかなえるというわけです。
そして、この「6,000万円」に到達するまでのスピードを決める最大の要素が「貯蓄率」なのです。


貯蓄率とは何か? ― FIREを左右する本当の指標

貯蓄率とは、「収入に対して、どれだけ貯蓄(投資を含む)できたか」を示す割合のことです。
計算式は非常にシンプルです。

貯蓄率(%)=(収入-支出)÷収入 × 100

たとえば月収30万円、生活費20万円なら、
(30万-20万)÷30万=**33%**が貯蓄率になります。

貯蓄率が高いほど、FIREまでの期間は短くなります。
これは単純に「投資に回せる額が多いから」だけではなく、
支出が少ない=FIREに必要な資産額も小さくなるからです。

つまり、貯蓄率を上げることは
「資産を増やすスピード」と「必要な資産額の削減」という
攻めと守りの2つの重要な要素を同時に動かす行為なのです。


FIREと貯蓄率の関係 ― 計算式と到達年数グラフ

ここからは、実際に「貯蓄率によってFIREまで何年かかるのか」を具体的に見ていきましょう。
FIREまでの年数は、次のようなシンプルな式で近似できます。

FIREまでの年数 ≒ log(1+利回り×貯蓄率/支出率) ÷ log(1+利回り)

(※支出率=1-貯蓄率)

少し難しく見えますが、ざっくり理解するなら以下の表がわかりやすいです。
年利4%で運用し、年間支出を一定と仮定した場合のFIRE達成年数は以下の通り。

貯蓄率FIRE達成までの目安年数
10%約50年
20%約37年
30%約28年
40%約22年
50%約17年
60%約13年
70%約10年
80%約7年

この表を見ると、貯蓄率を上げるほどFIREが劇的に早まることがわかります。
貯蓄率10%では50年もかかるのに対し、貯蓄率60%なら13年で済みます。

例えば、30歳の人が60%貯蓄を維持できれば、
43歳でFIREが可能ということです。

また、これを視覚的に示すと以下のようなグラフになります。

貯蓄率(%) ─▶
80│■■
70│■■■■
60│■■■■■■■
50│■■■■■■■■■■■
40│■■■■■■■■■■■■■■■■
30│■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
20│■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
10│■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
     0       10      20      30      40      50
             FIRE達成年数(年)

※棒の長さが短いほど早くFIREできるイメージ。


まとめ ― FIREを早める最強の鍵は「貯蓄率」

FIRE(経済的自由)を手に入れるスピードは、
収入の多さよりも貯蓄率でほぼ決まります。

  • FIRE達成には「年間支出×25倍」の資産が必要
  • 貯蓄率が高いほどFIREまでの年数は短くなる
  • 支出を減らせば「必要資産」も「FIREまでの年数」も減る

つまり、FIREは節約と投資の掛け算で成り立ちます。

「もっと稼がなきゃ」と焦るよりも、
まずは支出を見直し、貯蓄率を上げることが最速ルートです。

あなたの貯蓄率が今30%なら、まずは40%を目指してみましょう。
それだけで、FIREまでの年数が6年〜10年も短縮できる可能性があります。

FIREは夢物語ではなく、貯蓄率という現実的な数字の延長線上にある目標です。
今日から家計簿をつけ、支出を減らし、投資を始めましょう。
将来、「お金に縛られない人生」を送れるかどうかは、いまの小さな行動から生まれます。

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この記事を書いた人

💸省エネ生活で小金持ちを目指す20代会社員💸|日常のあらゆる無駄を省きゆるく豊かに生きる|主に節約・お金の工夫を発信中 | Less, but better | コスパ生活最高!

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